ウクライナの安全の保証に関する協議は19日も行われる=スターマー英首相

英国のスターマー首相は、19日にもウクライナの安全の保証に関するさらなる協議が行われると発言した。

18日(現地時間)、スターマー首相がBBCとのインタビュー時に発言した

スターマー氏は、ワシントンにて、「今私たちは米国と共に、その安全の保証について取り組んでいく。私たちは自分たちのチームに課題を提示した。チームの一部は、この問題に関する詳細な作業を開始するために、明日(19日)にも到着するだろう」と述べた。

同氏はまた、これらの保証は「欧州、ウクライナ、そして英国の人々を安心させるものだ」と指摘した。

加えて同氏は、ワシントンで行われた協議を総じて「良好で建設的」なものだったと評価し、「首脳会議に出席した欧州のリーダーたち、トランプ大統領、ゼレンシキー大統領の間には、実感できる一体感があった」と指摘した。

同氏はさらに、協議の「2つの重要な成果」を挙げた。その1つ目は「有志連合」が今後は米国とも一緒にウクライナの安全の保証に取り組むことであり、2つ目は、ロシアの首脳プーチン氏とゼレンシキー宇大統領の二者会談、そしてその後でトランプ氏が参加する三者会談についての合意だと指摘した。

その上で同氏は、「これは、領土であれ、被拘束者交換であれ、あるいは児童たちの返還という非常に深刻な問題であれ、これらの問題の一部については、ウクライナが交渉のテーブルに着くべきだという原則を認めたものだ。これらが今日の最も重要な2つの成果だった。これらは肯定的な成果であり、真の一体感があった。私たちは今日、現実的な進展を遂げた」と強調した。

なお、18日、ホワイトハウスにて、ゼレンシキー宇大統領とトランプ米大統領の二者会談と、欧州首脳を交えた拡大会談が開催されていた。

ゼレンシキー大統領はこれらの会談後、ワシントンでの協議の重要な総括となるのが米国がウクライナに安全の保証を提供する国に加わることだと発言していた