ゼレンシキー宇大統領、近く書面による安全の保証を得ることを期待

ウクライナのゼレンシキー大統領は18日(現地時間)、ウクライナは来週半ばまでにパートナーたちから書面による安全の保証を得ることを期待していると発言した。

ゼレンシキー大統領がホワイトハウスでのトランプ米大統領と欧州首脳たちとの拡大会談後の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「安全の保証は、おそらく、私たちのパートナーたちによって拡大され、より多くの詳細が明らかになるだろう。なぜなら、今後10日間ほどで、これら全てが何らかの形で書面として正式なものとされるからだ」と述べた。

同時に同氏は、ウクライナの安全保障の主要な要素は強力な軍隊でなければならないと述べた。そして、「そこに課題がある。戦争が終わった後、軍隊を失うことはできない。資金不足によって軍が大幅に縮小するというのはだめだ。しかし、私たちの予算には、そのための資金は生じない。そのため、追加の資金が必要なのだ」と説明した。

そして同氏は、「その資金を見つけるつもりだ」と述べ、「そのために、私たちの欧州のパートナーたちが、それを安全の保証の一部とするために、ある程度長期にわたって資金源を見つける必要があることへの理解がなければならない」と指摘した。

同氏はその他、パートナー諸国はウクライナの国内防衛産業への資金拠出も行い得ると述べた。その際同氏は、「2つ目の点は、私たちが持っていない米国の兵器パッケージだ。これには何より航空機や防空システムなどが含まれる。私たちの提案からなる、900億ドルのパッケージが確かにある」と述べた。

さらに、同氏は、ウクライナは米国との間で「輸出が再開されたら、彼らがウクライナの無人機を購入する」ことについても合意したと伝えた。同氏は、「これは私たちにとって重要だ。なぜなら、国内の無人機生産に資金を提供でき、私たちの企業が拡大のための資金を得ることになるからだ。また、パートナーたちとの共同生産もあり得る」と説明した。

同氏はそして、安全の保証は「侵略が繰り返された場合に、ウクライナの防衛のためにどのような戦力が活動するか」も想定だろうと付け加えた。

またゼレンシキー大統領は、同記者会見時、ワシントンでの協議の重要な総括となるのが米国がウクライナに安全の保証を提供する国に加わることだと発言している

なお、18日、ホワイトハウスにて、ゼレンシキー宇大統領とトランプ米大統領の二者会談と、欧州首脳を交えた拡大会談が開催されていた。