スターマー英首相、ウクライナへ安全の保証提供についての実質的な進展に期待

英国のスターマー首相は18日、同日のワシントンでの会談で、ウクライナと欧州全体の安全を確保するための「歴史的な一歩」を踏み出せることへの期待を表明した。

スターマー首相がホワイトハウスでのトランプ米大統領、ゼレンシキー宇大統領、欧州複数首脳による拡大会談の冒頭で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

スターマー氏は、「私はこの会談を極めて重要だと考えている。私たちは、グループとして、これまで電話で何度もこれについて話し合ってきたし、今、前進するために1つのテーブルに集まることができた。私は、正しいアプローチをとれば、特に安全の保証に関して、本日の日中には現実的な進展を達成できると本当に感じている。安全の保証に関する、特に(編集注:NATO)第5条のようなもの、というあなたの声明は、私たちが数か月前に立ち上げた『有志連合』の枠組みの中で行ってきたことと合致するし、それは、諸国を団結させ、安全保障問題において責任を負う私たちの準備を示すものだ」と語った。

また同氏は、このワシントンでの会談で「歴史的な一歩」を踏み出すことができるとの確信を示した。

その際同氏は、「あなたの参加の下で、米国と一緒になり、私たちが既に策定したものと併せれば、私は今日、ウクライナと欧州の安全保障に関して、この会談から本当に重要な前進、歴史的な一歩が生まれると信じている」と強調した。

そして同氏は、「公正で永続的な結果に向け、現実的な進展を達成する」可能性について言及した。同氏は、「明らかに、それにはウクライナを含めなければならないし、そして三者会談は賢明な次の一歩のように思える。それを推し進めるあなたの用意に感謝する。なぜなら、もしこの会談の結果として安全の保証と、困難な問題を解決するための三者会談に向けたある程度の進展を確保できれば、私は今日という日が、3年以上続く紛争に関して、最近の状況における非常に重要な日として見なされると思うからだ」と述べた。