ゼレンシキー宇大統領、米独ノルウェーとのパトリオット提供協議に言及

ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、トランプ米大統領との間のウクライナへの防空システム「パトリオット」提供に関する対話は「肯定的だ」と指摘した。

ゼレンシキー大統領がローマで開かれている国際ウクライナ復興会議の際の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「トランプ大統領とは、『パトリオット』システムに関して肯定的な対話がある。私の要請は、『パトリオット』10基であり、同システム用のミサイルも相当数だ。ドイツは支払う準備があり、私は彼らとの間で、2基の(編集注:『パトリオット』)システムに関する合意がある。ノルウェーも支払う準備があり、私は(ノルウェー)首相と同システム1基に関する二国間合意がある」と発言した。

また同氏は、「パトリオット」製造企業とのあらゆる合意が承認されたら、他のパートナーたちもシステム提供で支援してくれることを期待していると述べた。

その際同氏は、「製造企業と米国の能力と時期に関して明確な回答を得たら、他の欧州パートナー国も加わるだろう。現在、システムの資金調達の仕組みはそのようになっている」と発言した。

同氏はさらに、「もちろん、私たちはその費用を理解している。しかし、その資金を見つけることが私の課題だ。私はもう、回答の冒頭で述べたように、私たちは資金調達の開始がどこからになるかについてすでに理解している。私は、それを全て実現すると確信している。なお、パッケージは、はるかに大規模だ。そして、今話している最中のことについては、今のところは黙っておく」と発言した。