ゼレンシキー宇大統領、露軍の無人機攻撃につき「全部撃墜していく。解決策を見つけた」
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ロシア軍がウクライナに対して大量の自爆型無人機で攻撃していることに関して、ウクライナはそれの解決策を見つけており、現在の問題は迎撃用無人機の大規模生産に向けた資金だと発言した。
ゼレンシキー大統領がローマで開かれている国際ウクライナ復興会議の際の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「彼ら(ロシア)には1日で700〜1000機の無人機、という計画がある。今、私たちのパートナーたちが、私が彼らと話し合っていることを全て完全に聞いてくれたら、私たちはそれを全て撃墜していくことになる。私たちは解決策を見つけた。ほぼ全てを撃墜する迎撃用無人機だ。私たちはそれを大量生産することができる。そのプロセスへの資金拠出を加速せねばならない。鍵が見つかっていること、ウクライナ人がそれを見つけたことが重要だ」と発言した。
同氏はまた、ロシア軍の無人機を迎撃する技術は4つの企業が開発したとし、「その内の1社はウクライナ・米国系企業だ。マネージメントは米国で、技術者はウクライナ人だ。私たちは国として解決策を見出したのであり、科学者、技術者が解決策を見出したのだ。それが重要だ。私たちには資金が必要であり、撃墜していく」と強調した。
その他同氏は、防空システム「パトリオット」を受け取ることの重要性についても指摘した。同氏は、「防空システムに関しては、あなた方は、私たちが『パトリオット』システムに関して取り組んでいるのを見ているだろう。もし私たちがその問題を解決したら、いや、おそらく、『もし』ではない。私たちがそれを解決する時には、弾道ミサイルの脅威もなくなるだろう」と発言した。