ロシアは北朝鮮の自爆型無人機製造とミサイル性能改善を支援=ウクライナ軍情報機関トップ
ウクライナ国防省情報総局のブダーノウ局長は、ロシアはイラン開発の自爆型無人機「シャヘド」型の自爆型無人機を生産する能力を北朝鮮領内に作り出すことで合意したと発言した。
ブダーノウ局長がウォーゾーンに対して伝えた。
ブダーノウ氏は、「北朝鮮領内で『ガルピヤ』『ゲラニ』型の無人機を生産施設の設置を始めることの合意がある。それは間違いなく、北朝鮮と韓国の間で地域の軍事バランスの変化を引き起こす」と発言した。
ブダーノウ氏は、現在ロシアと北朝鮮は北朝鮮領内でのこれら無人機の生産の組織を開始することについてのみ合意していると伝えた。また同氏は、これに加えてロシアは兵力と兵器の供給と引き換えに、北朝鮮に技術、特に無人機と弾道ミサイル「KN23」の生産技術を供与していると述べた。
その点につき同氏は、「当初、ロシアへの(編集注:北朝鮮製弾道ミサイル「KN23」の)引渡しが始まった頃は、それらは数キロメートルの偏差を出して飛んでいたが、現在ではそれらは目標に正確に命中している。これはロシアと北朝鮮の専門家の共同作業の結果である」と語った。
さらに同氏は、長距離空対空ミサイルの近代化が行われていると指摘した。また、ロシアは北朝鮮に潜水艦および核弾頭を搭載できる弾道ミサイルに関する特殊技術も供与していると述べた。
同氏はその際、北朝鮮は核弾頭搭載ミサイルのキャリアおよびその海上発射に大きな問題を抱えていたが、ロシアがこの点で北朝鮮を支援していると指摘した。
その上で同氏は、「その素晴らしい実証として、以前にも述べたように、あの有名な弾道ミサイル『KN23』があるのだ。最初に供給されたミサイル『KN23』は、現在ではその技術的特性において全く異なるミサイルとなっている。精度は何倍にも向上している」と指摘した。