豪州、ウクライナへの平和維持軍派遣を検討する準備あり

オーストラリアのアルバニージー首相は4日、同国は、要請を受けた場合には、ウクライナへ派遣される欧州の平和維持軍に加わるという提案を検討する準備があると発言した。

アルバニージー首相が記者団に対して発言した

アルバニージー氏は、「今、私の政府は、ウクライナへの平和維持軍の潜在的派遣に関する議論に参加しており、将来のどのような提案の検討にもオープンである」と発言した。

また同氏は、オーストラリアは、14億ドル相当の直接軍事支援をウクライナに提供してきたことを喚起し、ウクライナによるロシアの侵攻に対する戦いを支援する上で重要な役割を担い続けていると発言した。

そして同氏は、「私たちはウクライナにおける平和を見たいし、ロシアの違法で非倫理的侵略の再来がないことを確信したい。よって、そのような要請が届けば、私たちはそれを検討する」と伝えた。

同氏は加えて、オーストラリアによるウクライナへの平和維持部隊の派遣決定の可能性は米国政権の意向には左右されないと強調した。

その際同氏は、「オーストラリアは自らの外政を独自に定めるし、現在ウクライナ支援は私たちの国益に適っている」と発言した。