ストゥブ・フィンランド大統領、プーチンと力を使って対抗するよう欧州に呼びかけ

フィンランドのストゥブ大統領は、和平交渉や停戦交渉でロシアに対して力を使って対抗しなければ、ロシアはウクライナで止まらないと発言した。

ストゥブ大統領がブルームバーグへのインタビュー時に発言した

同氏は、「ウラジーミル・プーチンが理解する唯一のものは、力だ。あなたがどのような弱さであれ、それを見せてしまえば、彼は、基本的に、あなたの方へ来る」と発言した。

また同氏は、ウクライナに関するどのような和平合意も、そのリスクは、その平和を維持できるかどうかという点にあるとし、2014年以降プーチンは25回にわたって停戦合意の条件を違反してきたことを喚起した。

そして同氏は、「私は、誰かがウラジーミル・プーチンを信じることができるとは思わないが、ドナルド・トランプ氏の合意、困難な合意の締結の能力を過小評価すべきでもない。最も重要なことは、私たちが、その合意がウクライナにとっての弱さやに負けを示してしまえば、私たち皆が敗北するということだ」と強調した。

さらに同氏は、3段階の計画を提案した上で、それによればウクライナをまず「強い立場」に据えねばならないと指摘した。その際同氏は、それは、ウクライナへのさらなる支援、ロシアに強力な対露制裁、ロシアの凍結資産の活用を含むものだとし、それが「ウクライナがイニシアティブを取り、欧州がサポートし、米国がサポートを保障する」安全保障分野の合意と統合されるべきだと説明した。同氏は、その後に停戦が行われ、さらにその後に和平交渉が行われるべきだと補足した。

そして同氏は、「タフになろう」と呼びかけた。

写真:ウクライナ大統領府