マクロン仏大統領、ウクライナのために仏英が策定する停戦計画の内容に言及
フランスのマクロン大統領は2日、同国と英国が策定している停戦計画は1か月間の空と海とエネルギーインフラの停戦であり、その停戦の遵守は測定され、その後に欧州部隊が展開されると指摘した。
マクロン大統領がフィガロへのインタビュー時に仏・英が共同で策定している計画の基本的方向性について言及した。
マクロン氏は、それは1か月間の「空と海とエネルギーインフラの停戦」だと指摘した。
その際同氏は、「私たちは、それをどのように測定するか知っている。現在前線はパリ〜ブダペスト間のラインに匹敵するものだということを理解せねばならない(編集注:距離の話)。停戦が生じた場合、前線のラインでそれが遵守されていることを確認するのは非常に困難だ」と発言した。
また同氏は、欧州部隊の兵士が現地に展開されるのは第2段階だと指摘した。
さらに同氏は、「今後数週間で欧州部隊がウクライナ領に現れることはない。問題は、数週間かかる交渉で得られる停戦の獲得を試みるためにその時間をどのように使うかにあり、そしてその後、和平署名後に展開となる」と発言した。
同氏は、その他米国とロシアの間で署名される停戦というものは信じないとし、なぜなら、プーチンは非武装化などの手段でウクライナの弱体化を欲していると確信しているからだと説明した。
そして同氏は、「私たちは平和を望んでいる。どんな代償を払ってでも欲しているというわけでなければ、保証のないものというわけでもない」と発言した。さらに同氏は、トランプ米大統領とゼレンシキー宇大統領の関係が沈静化することを確信しているとも指摘した。
また同氏は、トランプ米大統領とは過去3日間で3回対話したと伝えた。
同氏は加えて、「数日以内に会話を再開する必要がある」とも発言した。