ウクライナ外相、G7の外相たちに「公正な平和」達成に必要な行動を説明

ウクライナのシビハ外相は15日、G7の外相たちと会談した際に、ロシア・ウクライナ戦争にて公正な平和を達成するために必要な決定を説明した。

ウクライナ外務省広報室がシビハ外相とG7外相の会談につき公表した

発表によれば、シビハ氏は、ウクライナは米新政権が提唱している「力による平和」政策を支持していると発言した。

同時に同氏は、「公正な平和」達成に関するどのような決定も再侵略を不可能にする、信頼できる安全の保証のパッケージを含まねばならないと伝えた。

その際同氏は、「それらの決定は、部隊の派遣、軍事プレゼンスの強化、長射程能力、防空、その他抑止要素が想定され得る。それらはまた、ウクライナ領空防衛のための空のパトロール、パートナー国による防空能力の使用、米国と同盟国の黒海におけるプレゼンスの強化を含み得る」と発言した。

同氏はさらに、包括的な安全の保証パッケージのみがロシアの再侵略を防ぎ得ると強調し、これら全ての力と手段は確かに信頼でき、大規模なものでなければいけないと発言した。

その他同氏は、どのような安全の保証であれ、それを効果的にするためには、米国がその一部とならねばならないと強調した。

そして同氏は、同盟国たちに対して、ウクライナが耐え抜き、欧州の平和と安定を維持することを可能としている支援につき深い謝意を伝えた。

その際同氏は、「ウクライナを信じてくれ。3年前、ほとんど誰も私たちのことを信じていなかった。しかし、私たちは耐え抜き、自らの力を証明した。決してウクライナを過小評価しないでくれ。そして、ロシアを過大評価しないでくれ」と総括した。

写真:ウクライナ外務省