ヒーリー英国防相、停戦交渉につき「どのような協議でもウクライナの声が中心にあるべき」

英国のヒーリー国防相は13日、ロシアの対ウクライナ侵略戦争の停止に関する和平協議は、ウクライナの参加がなければ、どのようなものもあってはならないとする英国の立場を確認した。

ヒーリー国防相が同日ブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)加盟国国防相級会合の開始前に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヒーリー氏は、「私たちは夜のトランプ大統領の電話を目にしたし、私たち皆が紛争と侵略に戻ることのない強靭な平和を目にすることを希求している。そして、ロシアがウクライナからはるか遠いところまでの脅威であり続けていることは忘れるべきでない。そのため、今回の議論の際の私のメッセージはこうだ。ウクライナ抜きでウクライナについての協議は一切あってはならず、ウクライナの声はあらゆる協議の中心になければならない。すでに述べたように、ウクライナ人は勇敢に戦っている。私たちの国防相としてのここ、NATOにおける課題は、力による永続的な平和を確保するために彼らを最善の立場に据えることだ」と発言した。

また同氏は、前日50か国が、「この重大な瞬間に私たちのウクライナ支援を強化するために」ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)に集まったと喚起した。

加えて同氏は、「私たちは米国から、努力を活性化させる必要性に関する明確なシグナルを聞いたし、私たちは、ウクライナの戦士たちに新しい装備品の形で数十億を渡すことで、それを行っている。なぜなら、彼らはまだ戦っているからだ。彼らは自由の最前線であり、私たちの国防相としての課題は、ウクライナにあらゆる交渉のための可能な限り最強の立場を確保することだ」と強調した。

その他同氏は、同日のウクライナ支援協議は、NATO同盟国の間で継続されると伝えた。

同氏は、「今日、私たちはその協議をNATO同盟国として継続する。そして、あなた方は、NATOを通じたウクライナの支援に関する新しい声明や、その支援における英国の主導的役割を目にするだろう」と補足した。