ヒーリー英国防相、ウクライナ防衛支援会合を総括 「ウクライナは数十億ドルの支援を受け取る」

英国のヒーリー国防相は、12日に開催された第26回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)の結果として、参加国がウクライナへの今後の支援への自らのコミットメントを確認し、ウクライナ軍への数十億ドルの支援拠出を発表したと伝えた。

ヒーリー国防相がラムシュタイン会合後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヒーリー氏は、「ウクライナはこの会合から、コンタクトグループのメンバーからの支援、数十億ドルの武器や弾薬の形の支援を持って帰国する。その拠出に関しては今日発表された」と伝えた。

また同氏は、それはウクライナ軍のための兵器供与を可能にするものであり、ロシアへの圧力強化に役立ち、「プーチンを交渉の席に着かせ、強固な平和を近付けるのに役立つ」ものだと強調した。

同氏は、具体的にどの国が同日新たな軍事支援を発表したのかは明言しなかったが、英国は1億5000万ポンドの新たな支援パッケージを提供するし、今年ウクライナへの軍事支援のために45億ポンドの拠出を保証することも認めたと伝えた。

その他同氏は、ロシア軍がウクライナの町々やインフラを攻撃し続ける中で、2025年はこの戦争における重大な年となるだろうと指摘した。

同氏はその際、「ロシアは以前として反省しておらず、ロシアは依然として危険であり、この重大な時に、私たちはウクライナ支援を強化する」と発言した。

さらに同氏は、米国のヘグセス新国防長官から、「米国による同コンタクトグループ、ウクライナの強固な平和への願い、安全の保証の重要性への不変の関与」の確認を聞くことができたと指摘した。また同氏は、今回の会合の参加者は、米国から欧州諸国に対してより活発になるようにとの呼びかけを聞いたと述べた。その点で同氏は、欧州諸国はすでに活発化しており、それを行い続けると述べた。

そして同氏は、「2024年北大西洋条約機構(NATO)加盟国はウクライナに400億ユーロの軍事支援を提供すると約束し、実際には500億ユーロを提供した。ウクライナが昨年受け取ったその支援の過半数、約60%は、欧州諸国からのものだった」と強調した。

写真:ウクライナ大統領府