ウクライナ、東部ハルキウ州で第2防衛線を構築中

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ウクライナ側は、3月1日から東部ハルキウ州にて要塞施設からなる第2防衛線の構築を行なっている。

シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官が記者団に対して、同州のある地区における防衛地点の建造作業を公開した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シニェフボウ氏は、「私たちは、小隊防衛地点の建造現場にいる。ここには、ほぼ全種類の要塞建造物がある。さらに非爆発性の人工障害も設置される。このような通路の長さは、数千メートルである」と発言した。

ハルキウ州の第2防衛線 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

また同氏は、同州では類似の小隊用防衛地点が数百建設されているとし、要塞建造物はウクライナ国防省の新しいプロジェクトにしたがって作られているものだと伝えた。加えて同氏は、建造時には、コンクリートブロック、木材、ジオテキスタイル(土木安定繊維材)、パイプが使われているとし、このような防衛地点は1年以上利用可となると説明した。

そして同氏は、「これは第2防衛線だ。第1防衛線には、私たちの軍がいる。第3防衛線は、すでにあり(ハルキウ方面解放後に作られたもの)、それは国防省の新しい規範にしたがって最新化され、更新される。加えて、市と町の周縁防衛もさらに築いていく」と説明した。

防衛施設の建造には、約30の民間企業が参入しているという。

今年、ハルキウ州は要塞施設建設用にすでに約30億フリヴニャの予算を得ていると報告された。