クレーバ宇外相、防空システム「パトリオット」の宇への提供可能性につき「非常に中身ある話が行われている」

ウクライナのクレーバ外相は30日、これまではウクライナに防空システム「パトリオット」を供与するというのは誰も話してこなかったが、現在は非常に中身のある話が行われていると発言した。

クレーバ外相がフェイスブック・アカウントに動画コメントを掲載した

クレーバ氏は、「皆が防空システム『パトリオット』のテーマに関心がある。こう述べよう。以前は、私たち以外の誰もそのことについて話してこなかった。私たちだけがその問題を常に提起していた。しかし、話らしい話はなかった。それが今は、話が生じているのであり、しかもそれは非常に中身があるものなのだ。私たちは、結果に向けてさらに作業していく」と発言した。

また同氏は、パートナー国からの戦車の提供については、北大西洋条約機構(NATO)外相級会合に出席するパートナーたちに、何かしらの悲劇が生じてから決定を採択するロジックは変えてくれと呼びかけたと述べた。同氏は、「何か悪いことが起きるのを待つのはやめてくれ。その決定は、情勢の悪い展開が起きるのを防ぐために今採択してくれ。私たちが能動的に行動でき、より多くの領土とウクライナ国民を解放できるようにするために」と発言した。

さらに同氏は、NATO外相級会談では、ウクライナへの貢献が発表されたとし、「変圧器、発電機、武器、冬季装具だ。私は、全てを発表することはできないが、その中には155ミリ口径榴弾砲、砲弾、装甲車もある。全てがもうすぐウクライナへ到着し、私たちの軍を強化することになる」と述べた。

なお、11月29、30日、ブカレストにて、NATO外相級会合が開催されている。ウクライナからはクレーバ外相が同会合に招待されている。