「ウクライナは戦争の流れを変えている。間もなく多くのサプライズがあるだろう」=宇大統領府長官

ウクライナのイェルマーク大統領府長官は21日、ウクライナはロシアが始めた戦争の流れを変えており、間もなく多くのサプライズがあるだろうと発言した。

イェルマーク大統領府長官がテレグラム・チャンネルに書き込んだ

イェルマーク氏は、「大統領は真剣であり、私たちが領土をできるだけ迅速に解放できるよう、あらゆることを行う準備がある。世界のリーダーたちと話す用意、ウクライナの立場を証明する用意だ。多くのことが私たちの軍人の訓練にかかっている。私たちは、戦争の流れを変えている。間もなく多くのサプライズがあるだろう」と発言した。

同氏はまた、ゼレンシキー大統領はほぼ毎日高機動ロケットシステム「ハイマース」、榴弾砲M777、防空システム、対露制裁について話しているとし、大統領は武器の効果に関心があると指摘した。

さらに同氏は、軍司令部とは常にコミュニケーションが行われており、国の首脳陣は、各前線での勝利のために軍が何を必要としているかを把握していると述べた。

同氏は、「私たちは、私たちの(編集注:ウクライナ製の多連装ロケットシステム)『ヴィリハ』の成功裏の使用について話している。その点では、多くの素晴らしいニュースがある」と強調した。

その他同氏は、サリヴァン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と重火器供給加速について協議していると伝えた。同氏は、「もうすぐ米国の新たな軍事支援にてまた彼と話す。さらに4台のハイマースを待っているし、それだけではない」と発言した。

加えて同氏は、ウクライナにとって今重要なことは、ロシアに戦争を冬まで長引かさせないことだと強調した。

これに先立ち、20日、「ウクライナ防衛問題コンタクト・グループ」(ラムシュテイン・フォーマット)会合がオンラインで開催され、約50か国の代表者が出席した。オースティン米国務長官は、多くの国がウクライナ軍の能力強化のために新しいイニシアティブを発表したとし、「非常に生産的だった」と伝えた。