ドイツはウクライナに防空システムを提供 多連装ロケットシステム提供も検討=ショルツ独首相

ショルツ独首相は1日、ドイツ政府はウクライナに対空ミサイルIRIS-T、目標の座標を捕捉する最新のレーダーを提供するとし、また米国と協力して、多連装ロケットシステムの供給可能性も検討すると発言した。

ショルツ独首相が独国会での演説の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ショルツ氏は、「ドイツ政府はまた、最近、IRIS-Tシステム、ドイツの持つ最新の防空システムを送る決定を採択した」と発言した。また、同氏は、ドイツのこのシステムは「ウクライナに、ロシアの空爆から町全体を守ることを可能とさせるもの」だと指摘した。

さらにショルツ氏は、ドイツはウクライナに敵の榴弾砲、迫撃砲、多連装ロケットシステムの座標を捕捉する新型レーダーを提供するとも発表した。

加えて、同氏は、ドイツは米国との緊密な協力の下で、「ロシアへは到達しない射程の」多連装ロケットシステムのウクライナへの提供可能性を検討すると発言した。

同氏は、すでに今後数週間以内に、ドイツはウクライナへと「オランダとの緊密な協力の下で12台の自走榴弾砲」を提供すると伝えた。関連のウクライナ軍人の訓練は数日以内に始まるという。

写真:dpa