オースティン米国防長官、ウクライナのNATO加盟可能性につき「まずは現在の紛争の終結」

米国のオースティン国防長官は26日、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に関係する決定はウクライナが決めなければならないことであるが、その問題が喫緊となるのは現在の戦争が終結してからだと発言した。

オースティン米国防長官が独領米ラムシュタイン空軍基地での国際会議後の演説時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

オースティン氏は、「それは(ウクライナの)主権的決定でなければならない」と発言した。

同氏はまた、NATOは常に全ての国に対して「オープンドア」原則を維持していくとも強調し、将来ウクライナが再びNATO加盟申請を提出することができる可能性も排除しないと述べた。

他方で同氏は、「しかし、私は、最初の一歩は、現在の紛争を終結させることだと思っている」と発言し、また戦争を終わらせるべきは、それを始めたプーチン氏であると強調した。同氏は、プーチン氏によるウクライナ侵攻の決定は正当化できないものであり、それに終止符を打たねばならない、「私たちはそれ(終戦)が生じることを確かに望んでいる」と強調した。

なお、26日、独領ラムシュタイン米空軍基地で対ウクライナ軍事支援会合が開催された