米国の防衛支援は毎日ウクライナに届いている=米国防省

米国防省は、現在ウクライナへの防衛支援は毎日送られていると発表した。

カービー米国防省報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

カービー氏は、「同地域への供給は、過去24時間含め、毎日届いている。私たちはもう、大統領が採択した8億ドルの枠組みの30のセットの内最初の5セットを発送した」と発言した。

同氏はまた、発送された支援は、対戦車、対空システムを含むウクライナ側が最も必要としている装備を含むものだとし、ウクライナ軍がこれらの兵器を効果的に利用していることへも改めて注意を向けた。

その他、ロシア軍のキーウ(キエフ)方面とチェルニヒウ方面でのロシア軍の移動の状況に関しては、カービー報道官は、過去24時間で国防省は、キーウ付近の大隊戦術群に加わっている20%未満の兵力の移動を観察したと発言した。同氏は、その一部は、ベラルーシへ移動しているとしているが、常駐基地へ戻った部隊は一つもいないと指摘した。

同氏はさらに、米の情報機関は、北部のチェルニヒウ州とスーミ州の一部ロシア軍の移動も観察していると述べた。その上で、同氏は、「私たちは、彼らはそれらの部隊を再編し、予備で補充し、その後おそらく、それをウクライナのあらゆる場所で利用するだろうと評価している」と指摘した。

さらに同氏は、ロシア側は、おそらく、キーウを含め、ウクライナの町に対する爆撃戦術を継続するだろうと発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシア軍による全面的侵略が続いている。