ゼレンシキー大統領、パートナー国に対して、ウクライナへの軍事支援の増加を依頼

ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、ウクライナは武器をまだまだ必要としているとし、国際パートナー国に対して軍事支援を増やすよう呼びかけた。

ゼレンシキー大統領がJoint Expeditionary Forceの国々首脳との会談時に発言した

ゼレンシキー氏は、「あなた方は私たちがどのような武器を必要としているか知っているだろう。皆が知っている。あなた方は私たちがどのような防御システムを必要としているか知っているだろう。あなた方は、私たちが航空機を非常に必要としていることを知っているだろう。あなた方の努力なければ、私たちは非常に困難だ。私はあなた方に感謝しているが、しかし、私たちはまだまだ支援が必要である」と強調した。

同氏はまた、ウクライナは戦場にて多くの兵器を戦利品として得ているが、それでも支援は必要だと説明した。同氏は、「私たちの軍人はロシアの機材を獲得し、戦利品としている。(中略)戦場で得ては、それをまた戦闘に向かわせている。持っているものは全て使っている。古いソ連の機材すらも戦えるようにした。私たちのところでは何十年も使われていなかったようなものだ。私たちがあなた方から受け取っている全ての物も、私たちは使っている。しかし、あなた方が与えてくれている額は、大きいものの、あなた方が私たちのところにいなければ、それを評価することは困難だろう。あなた方が私たちに1週間で与えてくれている量を、私たちは20時間で使い切っている。だから戦利品を使うわけで、だから戦いが困難なのだ」と発言した。

さらに同氏は、現在一人のウクライナ軍人に対して、敵10〜20人を相手にしなければならず、場合によっては30人を相手にしなければならないとし、ウクライナの戦車1両につき、ロシアの戦車100両を相手にしている状態だと強調した。

同氏は、「あなた方が(支援量を)増やせると、それが私たちの安全とともに、あなたの保護と安全を強めることになると、私は確信している。それが私たちの平和だけでなく、あなたの国の平和をもより安定的にすることを確信している」と強調した。