ウクライナ軍情報機関、ロシア情報機関がドネツィク市にて複数施設を爆破する可能性を指摘

ウクライナ国防省傘下の情報機関「情報総局」は、ロシアの情報機関がウクライナ東部被占領下ドネツィク市にて、複数の社会インフラ施設を爆破させるという情報があると発表した。

情報総局がツイッター・アカウントにて発表した

情報総局は、「ウクライナの軍事インテリジェンスは、ロシア特殊機関がドネツィク市の複数の社会インフラ施設を爆破させるという情報を有している」と書き込み、それにより、一時的被占領地の情勢を不安定化させ、ウクライナ政府がテロ行為をしたとして断罪するための口実を偽装することを目的としていると指摘した。

また、情報総局は、ドネツィク市の住民に対して、家を離れないよう、また公共交通機関を利用しないように呼びかけている。

なお、18日、ウクライナ政権高官は、ウクライナ側がウクライナ東部の被占領地の解放のために、同地への進攻作戦に踏み切ることはないと改めて発表した。

ウクライナ外務省は、同日発出の声明にて「ウクライナは、ドンバスにて一切の工作活動を行っていないし、計画していない」と強調している