ジョージア外務省、ラヴロフ露外相の発言に反論 「国民の80%がNATO・EU加盟を支持」

ジョージア外務省は、ロシア連邦のラヴロフ外相の発言を否定し、同国国民の80%が欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への加盟を支持しているとコメントした。

ダルサリア・ジョージア外務次官がラヴロフ露外相の発言にコメントした。ニュースサイト「ジョージア・オンライン」が伝えた

ラヴロフ露外相が、「ジョージアの民の多くの意思に反して、同国をNATOに強引に引き込もうとする」試みがあると発言しつつ、ロシアは、NATOの更なる拡大を自国にとっての「レッドライン」を越える行為だとみなしていくと主張していた。

これに対して、ダルサリア・ジョージア外務次官は、「NATOとEUへの加盟のアイデアに国中で大きな支持があることは、あなたも知っているだろう。その支持は、80%以上である。つまり、ジョージア社会にはその件につきすでにコンセンサスがあるのだ。民主的国家としてのジョージアは、自らをその空間の一部とみなしており、それは何よりも、ジョージアにとって価値の問題であるのだ」と発言した。

同氏はまた、「21世紀において、いわゆる影響圏や、複数の国の排他的空間といったものについての話は、全く受け入れられない。それは、国際システムの不安定化をもたらすものであり、世界秩序を弱体化するものだ」と指摘した。