NATO加盟国はウクライナによるロシア抑制要請に応えた=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は1日、ウクライナが軍事侵攻再開のもたらす被害につきロシアに明確なメッセージを送るよう呼びかけていたところ、NATO加盟国はその呼びかけにしっかり応えてくれたと発言した。

クレーバ外相がリガで開かれた北大西洋条約機構(NATO)外相理事会出席後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

外相は、「重要なことは、私たちは今日、外相理事会にて、私たちの呼びかけに対する返答を非常に明確に聞くことができたことだ。私たちの呼びかけは、ウクライナとの軍事技術分野での協力を深化すること、次に、ロシアに対してあらゆるレベルで、ウクライナに対する軍事侵略の再開はそれがどのようなものであれ、ロシアにとって極めて重大な被害をもたらすことにつき、明確なシグナルを送ること、そして3つ目は、制裁を準備すること、であった。この3つの分野全てにおいて、非常にダイナミックな作業が行われている。それが今日私が聞いたことだ。同僚たちからのその返答に私は今のところ満足している。私たちは、彼らとその(ロシア)抑制パッケージを形成する作業を継続する」と発言した。

その際、外相は、NATOとの協力は2系統あるとし、「1つ目は、NATOが一体である同盟としてできることだ。2つ目は、NATOの各加盟国がウクライナとの二国間関係のレベルでできることだ。私たちは、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長の原則的立場に非常に感謝している。彼は、NATO加盟国に対して、ウクライナとできるだけ多く作業をし、二国間レベルで安全保障分野の連携を発展させるよう常に呼びかけてくれている」と発言した。

なお、11月30日から12月1日にかけて、リガにてNATO外相理事会が開催されていた。

ウクライナのクレーバ外相は1日、リガにて開かれる北大西洋条約機構(NATO)外相理事会会合にジョージア外相とともに出席した。クレーバ外相は、その際、NATO加盟国外相にロシアによるウクライナ東部の治安情勢激化、ウクライナ国境沿いの軍部隊集結、ロシア軍再侵攻の危険、ロシア発偽情報の強化について詳細に報告している。