OSCE監視団、11月15日にウクライナ東部で約1000回の停戦違反確認

東部情勢

欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、11月14日19時半から11月15日19時半までの監視期間に、ドネツィク州で268回、ルハンシク州で678回停戦違反を確認した。

11月16日付SMM日報(第269/2021)に書かれている

SMM日報の停戦違反件数を示す棒グラフを見ると、今回の確認停戦違反件数(946回)が、昨年の1日平均(約400回)から著しく増加している。また過去1週間平均(約700回)もそれまでの期間の平均より増加していることがわかる。

ドネツィク州で確認された停戦違反件数は268回。その内、43回が爆発だったと報告された。とりわけ、違反の大半は、シローキネ(ドネツィク州南部アゾフ海沿い、政府管理地域)から北の地点と、カムヤンカ(ドネツィク市から北20キロ、政府管理地域)から北東と東の地点にて確認されたと書かれている。

ルハンシク州で確認された停戦違反は678件。その内、381回が爆発だったとのこと。違反の大半は、ゾロテー(ルハンシク市から西60キロ、政府管理地域)の兵力等引き離し地点から東、南、西の地点と、カジーウカ(ルハンシク市から西50キロ、非政府管理地域)から北、西の地点で確認されたと報告された。

写真・図表:SMM