米国は殺傷性武器含めウクライナへの安全保障支援を提供し続ける=米国務長官

ブリンケン米国務長官は10日、米国は、ウクライナに対して、ロシアの侵略から防衛するため、殺傷性武器を含む、安全保障支援を提供し続けると発言した。

ブリンケン国務長官が、クレーバ・ウクライナ外相とのウクライナ・米国戦略的パートナーシップ憲章署名後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブリンケン長官は、「私たちは、ウクライナが必要とする、あらゆるロシアの侵略から防衛するための殺傷性防衛武器を含めた安全保障支援を提供し続ける。それは、ウクライナが防衛手段を有していることを確信させることを目的とした、私たちの支持と支援の極めて重要な側面である」と発言した。

また長官は、米国は、最近のウクライナ国境沿いのロシア軍の通常と異なる移動に関する知らせに基づいた、ロシア侵略の再開の可能性に関する懸念に誰もが注意を向けていることを確信するために、欧州のパートナー国と緊密に協力しており、行動を調整していると伝えた。

長官は、10月末のローマでの首脳会談時に、バイデン米大統領が「共通の問題に皆の注意を集めるべく」、メルケル独首相、シュルツ欧州議会議長、マクロン仏大統領、ジョンソン英首相と会談したと伝えた。

加えて長官は、米国はウクライナに様々な支援を供与しているとし、2014年以降、4090億ドル以上の支援を行い、現会計年度でも、ホワイトハウスの要請を受け、議会は4億ドルを拠出したと伝えた。

なお、10日、ワシントンにて、ウクライナ・米国戦略的パートナーシップ委員会会合が開催され、クレーバ外相とブリンケン米国務長官が戦略的パートナーシップ憲章に署名した。