ウクライナ国境沿いと被占領地の露軍兵力は約9万=宇国防省

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ウクライナ国防省は、2021年11月初頭時点のウクライナ国境付近とロシア占領下にある領土に駐留するロシア軍兵力は約9万人だと発表した。

2日、国防省広報室が伝えた

発表には、「私たちのパートナー国とのウクライナ周辺治安情勢に関する情報の交換の際に、ウクライナの情報機関が提示する事実が確認されている」と書かれている。

国防省情報総局のデータによれば、2021年11月初頭時点で、ウクライナ国境とロシア連邦により占領されている領土に約9万人のロシア軍兵力が集結しているという。

国防省は、集結している兵力は、南部軍管区と西部軍管区の第8軍と第20軍、露黒海艦隊の兵力と機器、またウクライナ国境付近に第4航空・防空軍と第6航空・防空軍の複数部隊の駐留していると説明した。ドネツィク・ルハンシク両州一時的被占領地には、ロシア占領軍の2つの軍集団(編集注:​​第1軍集団(ドネツィク)と第2軍集団(ルハンシク))が展開されていると伝えた。

発表には、2021年下半期にウクライナ国境付近でロシア軍の大規模軍事演習が行われたことが喚起されており、同演習には、南部軍管区、西部軍管区の部隊や、中央軍管区第41軍の個別部隊が参加したことが説明されている。また、同演習終了後、第41軍の部隊がロシアの欧州部分、具体的には、ウクライナ国境から約260キロメートル離れたスモレンスク州エリニャ市に残っていると指摘された。

ウクライナ国防省は、ロシア連邦は地域の緊張を維持し、隣国へ政治的圧力をかけるために、断続的に部隊の投入・集結を行っていると指摘した。

これに先立ち、10月31日、米ワシントンポスト紙がロシア軍がウクライナとの国境沿いに戦力と兵器を再び集結させていると報じていた。

他方、11月1日、ウクライナ国防省情報総局は、ロシア軍の部隊・兵器の追加的投入は確認されていないと発表している

同時に、1日、米政治ニュースサイト「ポリティコ」は、ロシア軍のウクライナ国境近くの再集結を示すものとする衛星写真を公開していた

写真:ポリティコ、Maxar

米政権は同日、ロシアによるウクライナ国境沿いの動きにつき、同盟国と協議を行っているとし、米国防省は情勢を注視していると発表している