ゼレンシキー大統領、ウクライナのNATO加盟に関するバイデン米大統領の発言に言及

ゼレンシキー大統領は、バイデン米大統領とのワシントンでの会談時におけるウクライナのNATO加盟に関するバイデン氏の発言を紹介した。

ゼレンシキー大統領が米CNN局へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー大統領は、バイデン氏に対して、ウクライナのNATO加盟について「非常に直接的に、いつそれ(加盟)が実現するか」と尋ねたと述べた。ゼレンシキー氏は、バイデン米大統領の本件に関する返事とNATO全体に関する話は、約20〜30分行われたと指摘した。

ゼレンシキー氏は、「彼(バイデン氏)は、『私はあなた方はそこ(編集注:NATO)にいるべきだと思っているが、しかし、それは私だけが決定することではない』と述べた。私は、その発言を会談前に彼から聞いた」と発言した。

同氏は、「欧州の大国の複数首脳のアドバイス」が米国の立場に影響を与えていると思うと述べた。

加えてゼレンシキー氏は、「大統領、あなたは正しい。しかし、私は、あなたの決定でそのウクライナにとってのNATOへの道はより短くなり、より透明になるのだ」とバイデン氏に伝えたことを明かした。

これに先立ち、9月2日、ゼレンシキー大統領とバイデン米大統領はワシントンで会談している。その際採択された共同声明にて、米国はウクライナが自ら外政方針を決める権利を支持すると表明している。

写真:大統領府