ロシアは西側を『確認』するためにウクライナ国境付近に軍を集結している=ゼレンシキー大統領

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ロシアは力を示すことで西側を恐れさせるために、ウクライナ国境付近に軍を集結させているとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が米タイム誌へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー大統領は、「彼らが欲しているのは何か。西側がウクライナ支持について揺さぶられ、本当のところは彼らがウクライナをパートナーとして見ていないことが示されるレベルになるまで、温度を高めているのだ」と述べ、「それは一種の確認である」と補足した。

タイム誌は、米国はその「確認」を今のところ耐えていると指摘し、バイデン米大統領はウクライナに対して軍事支援を含む「揺らぎないサポート」を約束したこと、同政権が欧州の同盟国、特にフランスとドイツに対しても、ウクライナをサポートするよう呼びかけたことを喚起した。

同誌は、指摘された動機から、ロシアの現在の行動のいくつかを説明できるかもしれないと述べ、クレムリンが本当にウクライナへ侵攻するつもりがあるのであれば、ロシア軍は、勢いの要素を維持するために、「(2014年の侵攻の時のように)もう少し激しく試みるであろう」と指摘した。同誌は、実際には、ソーシャルメディア上に軍の集結の映像が流され、艦船が派遣され、数万の軍人が国境へ集結しているという具合に、ロシアは目立った行動をとっていると指摘した。

写真:大統領府