【訂正】ドンバス紛争開始時点から、これまで3300人以上の民間人が死亡=国連

オスナート・ルブラニ駐ウクライナ国連システム調整官(国連開発計画(UNDP)ウクライナ代表)は、ウクライナ東部の紛争の結果、3300人以上の民間人が死亡したと発言した。

31日、同調整官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ルブラニ調整官は、「私は、ウクライナにおける国連システム調整官かつ人道問題調整官として、ウクライナで6年間継続している危機の悪影響に非常に懸念している。人道状況への影響は極めて大きい。2014年以降、私たちは、3300以上の民間人の死亡件数を、9000件以上の負傷件数を記録している」と発言した。

また、同調整官は、「過去1年だけでも、279名の民間人死傷者が登録されている。頻繁な砲撃や地雷設置が続く限り、この数字が減ることはない」と強調した(編集注:民間人死者数が279名となっていましたが、死者55名、負傷者224名の誤りでした。訂正して、お詫びいたします)。

そして、同調整官は、紛争が人々の行動を制限していることも指摘し、「427キロメートルにわたるコンタクト・ラインは、人々の様々なサービス、親族間の繋がり、その他の重要な事物へのアクセスの可能性を破壊した」と発言した。

同時に、同調整官は、政府の活動も指摘し、「政府の努力により、公式の通過検問地点の状況が改善してきた」とし、とりわけ、一時的被占領地域・国内避難民問題省が「150万人以上の国内避難民の生活の改善」に貢献していると指摘した。