汚職犯罪のウクライナ与党議員に禁錮2年の実刑判決
ウクライナの高等反汚職裁判所は19日、ウクライナ最高会議(国会)の「人民奉仕者党」会派議員であるリュドミラ・マルチェンコ被告人と同氏の共犯者であるアナスタシヤ・コレスニク補佐官に対し、有罪判決を言い渡した。マルチェンコ容疑者らは、2023年に、不当な形で出国許可を提供することで不当報酬を得ていたことが摘発されていた。
両被告人には、裁判官団により、禁錮2、3年間かつ特定の公職就任権停止の刑が言い渡された。裁判のオンライン中継に基づきウクルインフォルムが伝えた。
裁判長は、「裁判官団は以下の通り決定した。アナスタシヤ・コレスニクをウクライナ刑法第28条2項、第369−2条2項に規定される刑事犯罪において有罪と認め、主刑として2年間の禁錮、付加刑として3年間のウクライナ出国書類作成に関連する組織での公職就任権停止を科す。リュドミラ・マルチェンコをウクライナ刑法第28条2項、第369−2条2項に規定される刑事犯罪の遂行において有罪と認め、主刑として2年間の禁錮、付加刑として3年間の政府機関における公職就任権停止を科す」と宣告した。
なお、同判決に対しては、反汚職裁判所控訴審への控訴が可能である。
これに先立ち、2023年7月、西部テルノーピリ州において国家汚職対策局(NABU)が、戒厳令化の合法的出国許可のために2022年から機能している国家システム(データベース)「シュリャフ」へのデータ入力と引き換えに不当な報酬を受け取ったとして、最高会議議員の補佐官を摘発していた。
その後、7月10日、NABUと特別汚職対策検察(SAP)は、国境越えの許可と引き換えに5300ドルを受け取った疑いで、マルチェンコ最高会議議員とその補佐官に容疑を通知していた。