NABUの大統領府長官捜索時に容疑を通達せず=関係者
ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査に特化した機関国家汚職対策局(NABU)の捜査官は28日朝、イェルマーク大統領府長官に対して家宅捜索を実施した。ただし、この捜査行動時に、容疑は誰にも通達されていない。
NABU内の状況に詳しい関係者がウクルインフォルムにコメントした。
関係者は、「NABU及びSAPは、高等反汚職裁判所の予審判事の決定に基づき、ウクライナ大統領府長官のところを捜索した。いかなる人物にも容疑は通達されていない。捜査活動は続いている」と述べた。
これに先立ち、28日朝、ウクライナの政権高官の汚職犯罪捜査・訴追に特化した機関NABUとSAPが、ゼレンシキー宇大統領の側近である、アンドリー・イェルマーク大統領府長官に対する捜索活動を行っていると公表していた。
イェルマーク氏もまた、汚職捜査機関から家宅捜索を受けていることを認めている。
写真:NABU