ウクライナの4つの報道機関にロシアのハッカーが攻撃

ウクライナの国家特別通信情報保護庁は18日、ロシアのハッカーにより4つの報道機関が攻撃され、専門家が同事件を分析していると報告した。

国家特別通信情報保護庁がテレグラム・チャンネルで伝えた

発表には、「ロシアは私たちの国家への情報戦を続けている。今日、ロシアのハッカーたちが複数のウクライナの報道機関に対して再び攻撃を仕掛け、それらのリソースに偽情報を掲載した」と伝えた。

サイバー攻撃につき通報したのは、リーガ、ウクラインシカ・プラウダ、アポストロフ、テレグラフの4つのメディアだという。

同庁傘下でコンピューター関連事件への対応を行う政府グループ「CERT-UA」は、類似の事例があった場合には専門家にすぐに連絡するよう呼びかけた。

これに先立ち、同日、ニュースサイト「リーガ」は、不明の人物により同社ウェブサイトが破壊され、サイト上にアウジーウカでウクライナ軍のエリート部隊が「壊滅した」などとする偽のニュースを掲載されたと発表していた。

また、ウクラインシカ・プラウダ通信は、ソーシャルメディア「X」アカウントの自社アカウントが乗っ取られたと伝えた他、ウェブサイトにも同様にアウジーウカのウクライナ軍部隊の「壊滅」偽記事が掲載されたと報告していた。