特別法廷はロシア政権幹部約20名の侵略犯罪を裁くかもしれない=専門家

ウクライナ外務省にて司法問題の特命大使を務めるコリネーヴィチ氏は、ロシアのウクライナに対する侵略犯罪を扱う特別法定が審理を行うことになるのはロシア政権の約20名の政治・軍の幹部となる可能性があると指摘した。

コリネーヴィチ特命大使がウクルインフォルムの対談番組「晩の放映」出演時に発言した

コリネーヴィチ氏は、「侵略犯罪とは、エリート犯罪であり、同犯罪は、幹部、あるいは、侵略戦争遂行の命令を実質的に下せる状態にある人物のみが犯し得るものである。つまり、おそらく、誰を訴追するかは法廷(編集注:ロシアの対ウクライナ侵略戦争を扱う国際法廷)が決めていくこと、裁判官が決めていくこととなるであろう。もしかしたら、ロシア連邦の政治・軍幹部から20人の首脳陣となるかもしれない」と発言した。

また同氏は、それはロシアの安全保障会議にて対ウクライナ侵略を決定した常任メンバーかもしれないし、その決定を遂行する方策を行った司令官・指揮官も入るかもしれないと指摘した。

同時に同氏は、今次戦争の犯罪に関する裁判の訴追対象が約20名に限定されるわけではなく、その他の人物も訴追されると説明した。その際同氏は、「(他の者も)責任が問われる。ただ別の犯罪によってとなる。具体的には、戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイドによってであり、それらはウクライナ国内裁判所、外国の裁判所、あるいは国際刑事裁判所において(裁かれる)。つまり、侵略犯罪がエリート犯罪であり、それで大量の人物が罰せられることがないということが、ロシアの多くの戦争犯罪者、彼らは何千人にも上るが、彼らが罰せられないということは意味しない」と発言した。