ウクライナ裁判所、国防相と情報総局局長の殺害を計画していた工作員に禁錮12年の判決

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ウクライナ首都キーウのペチェルシキー地区裁判所は14日、レズニコウ国防相とブダーノウ情報総局局長の殺害を計画していたロシア軍参謀本部総局(GU)の工作諜報グループを組織していた人物に、12年の禁錮刑と資産の没収の有罪判決を下した。

ウクライナ保安庁(SBU)がテレグラム・チャンネルにて報告した

SBUは、「犯罪者は、私たちの国家の国防相と情報総局局長、並びに有名なウクライナの活動家の抹殺の準備を行っていた。ロシア側指示者は、1人の殺害につき、10万〜15万ドルの報酬を約束していた」と伝えた。

SBUは同庁防諜職員が特別作戦センター「アルファ」の隊員との協力で、特殊作戦の結果、2022年8月、ヴォリーニ州にて、同人物を拘束していたと伝えた。

捜査班は、この人物がウクライナ東部の一時的被占領下ルハンシクの住民であり、テロ組織「LPR」に参加し、東部で実施されていたウクライナの反テロ作戦の戦力に対する戦闘に加わっていた者であることを明らかにしたという。

昨年2月24日にロシアの全面侵攻が始まって以降は、この人物は、ロシアの軍事情報機関(GU)に破壊活動要員として雇用されたという。

そして、同人物は、モスクワの調整者から課題を受け取り、ウクライナ軍人の抹殺を計画していたという。SBUは、その抹殺計画がその後の国防相や情報総局局長の殺害を実行する前の「試験」となるはずだったと伝えた。

同人物の滞在場所への家宅捜索が行われた際には、犯罪行為の証拠の他、ロシア国籍の身分証明書も見つかったという。

今回、裁判所は、SBUの提出した証拠を根拠に、同人物を刑法典上の複数の条項(国家反逆罪、殺害計画、違法武装集団への参加、テロ組織への参加)による有罪とする判決を下したという。