オーストラリア、MH17撃墜裁判の有罪確定者引き渡しを要求

オーストラリアとマレーシアの両国政府は、マレーシア航空MH17便撃墜事件の判決に満足している。またオーストラリア政府は、有罪判決の出た人物の引き渡しを要求している。

オランダのNOSが報じた

報道には、「マレーシアとオーストラリアは、MH17事件における3名への判決に満足している。両国とも、終身刑は公正だとみなしている。オーストラリアは、有罪人物の引き渡しを要求している」と書かれている。

また、アルバニージー豪州首相は、記者会見時に、ロシアは責任を取らねばならないと発言したという。

アルバニージー氏は、「私たちは、司法と裁判の手続きを終えたのであり、ロシアに対して、正義を実現すべく、遠隔で有罪と認定された人物を引き渡すよう要請する」と発言した。

サブリ・マレーシア首相は、マレーシアはオランダの裁判所の判決を支持していると発言した。

これに先立ち、17日、オランダのスキポール裁判コンプレクスにて開かれた、2014年7月のウクライナ東部にて撃墜され、乗員・乗客計298名が殺害されたマレーシア航空MH17便撃墜事件裁判にて、4名の被告の内、イーゴリ・ギルキン氏(ロシア国籍、ロシア連邦軍元将校)、セルゲイ・ドゥビンスキー氏(ロシア国籍、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)大佐)、レオニード・ハルチェンコ氏(ウクライナ国籍)に対して終身刑と有罪判決が、オレグ・プラートフ氏(ロシア国籍、予備大佐)には無罪判決が言い渡されていた