米司法省、宇大富豪のコロモイシキー氏の資金洗浄を指摘し、資産没収を要求

米司法省は6日、ウクライナのプリヴァト銀行から違法に持ち出された資金により獲得された商業不動産2件の没収を要求することを発表した。

同日、米司法省が公式ウェブサイトにて関連情報を発表した

発表には、米国は、ルイビル(ケンタッキー州)とダラス(テキサス州)の商業不動産がウクライナのプリヴァト銀行から横領された資金を使って獲得されたと主張し、南フロリダ都市圏裁判所に対して、連邦資金洗浄法違反を根拠にこれらの資産の没収を求める2つの提訴を提出したと書かれている。

また、この提訴にて、ウクライナのオリガルヒ(大富豪)であり、ウクライナ最大の銀行の一つであるプリヴァト銀行の元所有者であるイーホル・コロモイシキー氏とヘンナジー・ボホリュボウ氏が、数十億ドルとなる銀行の資金を詐取したことが指摘されているとあり、両名が2008年頃から、詐取スキームが摘発され、ウクライナ中央銀行にプリヴァト銀行が国有化される2016年まで、いかさまの貸付金や信用枠を得ていたと説明されている。

更に、米司法省は、両名が、キプロスのプリヴァト銀行の支店をはじめ、複数企業の大量の口座を利用して、犯罪的に取得した資金の一部を洗浄してから、米国に持ち込んだことが訴訟にて主張されていると発表した。

また司法省は、これらは現時点では主張に過ぎず、被告は裁判で罪が立証されるまでは無罪であることが但し書きされている。

なお、これに先立ち、8月4日、米クリーブランドにて、ウクライナのオリガルヒであるイーホル・コロモイシキー氏が所有する企業オフィスに米連邦捜査局(FBI)が家宅捜索を行っていた