5歳男児殺害事件:警察官含む4名に容疑伝達

本年5月31日、キーウ(キエフ)州にて警察官が発砲したとみられる銃弾にて当時5歳のキリロ・トリャヴォウ氏が死亡した事件につき、4名の容疑者が発表された。

5日、ロマン・トルーバ国家捜査局長官が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

トルーバ長官は、「キリロ・トリャヴォウ氏殺害における容疑者は4名。治安機関職員のうち1名にのみ不注意による殺害が伝達された。残念ながら、名前は述べない」と発言した。

同長官は、同容疑は最終的なもので、5日中に4名に伝達されたと伝えた。また、4名中3名が成人であり、国家警察キーウ州総局ペレヤスラウ=フメリニツィキー課の警察官、警部補といった治安職員だとし、4人目が16歳の未成年、警察官の息子であると説明された。

今回の捜査には、5か月がかかったと伝えられた。また、犯行時に用いられた武器は、発見できなかったとのこと。

本件は、本年6月3日、キーウ州にて、警察官の発砲が原因と疑われる怪我を負っていた5歳の男児が、病院内で死亡した事件。同少年は、5月31日、ペレヤスラウ=フメリニツィカ中央地区病院の集中治療室へ搬送されていた。頭部を負傷し、脳損傷等が確認されていた。

警察は、本件につき、当初「5月31日午後4時ごろ、4名の児童が自宅周辺で遊んでいたところ、その内の1名、5歳の男児が、不注意からアスファルトと石の上に倒れ、頭部を損傷した」と発表していた。しかし、その後、国家捜査局広報室は、医療機関従事者が緊急治療を施したところによれば、同少年の頭部には、銃による怪我があることが判明したと発表した。

警察は、その後、捜査班の活動により、事故状況がわかり、更なる証拠品が判明したとし、それによれば、少年の頭部の怪我は偶然の発砲によるものであることを示す可能性がある、と発表した。

これにより、同男児に負傷させた容疑をかけられたペレヤスラウ=フメリニツィキーの2名が拘束された。両名とも、警察官であり、事件発生時は勤務外であり、アルコールにより酩酊していたと伝えられていた。

6月4日、ホロシーウシキー地区裁判所は、キーウ州ペレヤスラウ=フメリニツィクにて5歳男児の死亡に繋がる発砲を行った容疑のある警察官2名に対し、未決囚予防措置として、保釈金なしの60日間の逮捕判決を下していた。