イタリアにて極右政党へのロシア支援の捜査が開始

イタリアのミラノ検察は、マッテオ・サルヴィーニ副首相の極右政党「北部同盟」へのロシアの資金援助に関する捜査を開始した。

11日、ミラノのフランチェスコ・グレコ検察長官が発表した。イタリアのANSAが報じた

グレコ検察長官は、「私たちは、犯罪の有無を把握すべく、(編集注:イタリアの政党『北部同盟』へのロシア資金援助の)捜査を開始した」と発言した。

また、司法関係者たちは、検察が本件について国際的汚職の容疑を確立する可能性も排除されないと指摘しているとのこと。

これに先立ち、10日、米国ニュースサイト「バズフィード」が、イタリアの極右政党「北部同盟」代表者とロシア大統領府幹部との会話の音声記録を公開していた。この会話の中には、イタリア側が資金援助について合意したかのように受け取れる場面があった。

これを受けて、サルヴィーニ氏は、ロシアから同党への資金援助について否定し、バズフィードを訴えると述べていた。

写真:ilmessaggero.it