巡航ミサイルの迎撃は良好、対弾道ミサイル迎撃ミサイルが必要=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、同日未明のロシア軍の航空攻撃の際に、ウクライナ防空戦力による巡航ミサイルの撃墜では良好な結果が得られたとしつつ、ウクライナは弾道ミサイルに対抗するために追加の迎撃ミサイルを必要としていると指摘した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「キーウ市やキーウ州、その他多くの地域で、未明からロシアの攻撃の被害を除去する作業が続いている。命への被害を最大化しようとロシア軍が意図的に計算を試みた複雑な攻撃だった。弾道ミサイル、巡航ミサイル、対艦ミサイル、ジェット型『シャヘド』が使用された。首都では民家やその他の民間インフラ施設にかなりの被害が出ている。現時点で10名の負傷者が確認されている。必要な全ての人に医療支援が提供されている。国家非常事態庁の職員は13名を救出した。残念ながら、2名が死亡した。遺族や近親者に哀悼の意を表する」と書き込んだ。
動画:ダニーロ・アントニューク/ウクルインフォルム
また同氏は、中部キーウ州では重要インフラ施設が攻撃されたと伝えた。
同氏はさらに、「オデーサ州では普通の市場が攻撃された。ハルキウでは2名が負傷し、集合住宅が損傷した。朝にはスーミ州の鉄道駅でキーウ〜スーミ間の列車の機関車が攻撃された。幸い被害者はいない。人々の避難が続いている。ザポリッジャ州やドニプロペトロウシク州も攻撃された」と報告した。
同時に同氏は、ウクライナの防衛戦力は未明に合計で175点のミサイルや無人機を阻止したものの、全てが撃墜できたわけではないと述べ、「巡航ミサイルに対する非常に良好な結果はあるが、弾道ミサイルへの対応は特に困難で、私たちは迎撃ミサイルの必要性を連日パートナー国に伝えている。既に米国人や欧州人とこの件について協議しており、供給や私たちの対弾道ミサイル・システム『フレイヤ』を支援できる国や企業の代表者との会談が、本日を含め、さらに予定されている」と伝えた。
そして同氏は、ウクライナへの防空支援を優先課題と定めているパートナー国へ謝意を表明した。