キーウで防衛分野の改革を求める大規模行進開催
7月31日、ウクライナ首都キーウでフェドロウ氏の国防相職からの解任に対する抗議や防衛分野での改革を要求する行進が行われ、約6000名が参加した。行進の後には、集会も開催された。
行進は、キーウ中心部のシェウチェンコ公園からフランコ広場までの区間で行われた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
警察は約6000名参加したと発表。参加者には若者の姿が多く見られた。
人々はウクライナ国旗や欧州連合(EU)の旗を手に持ち、ウクライナの国歌を歌い、「私たちはあなた方に向かって歩んでいる、あなた方も私たちのところへ来なさい」「権力はジョークではない」「不作為ではなく、行動を」「戻せ!」「ダメにしたなら、直しなさい」などを叫んだ。また、デモ参加者たちは頭上に26メートルの国旗を広げた。
キーウで抗議の行進 写真:イェウヘン・コテンコ、キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
参加者たちは、「フェドロウ氏を国防省へ」、「全ウクライナが声をあげている」「ミハイロ・フェドロウ氏、私たちは【寂しい】(編集注:単語の一部のMOが「国防省」の略称であることがわかるように大文字で書かれている)」「主よ、私たちの政権に賢明さを与えたまえ、できれば今日中に」「私たちはフェドロウ氏を支持する」などと書かれた段ボールを手にしていた。
行進参加者は街の中心部を通過した後、行進は大統領府に近い、これまで約半月にわたって抗議集会が開催されているイヴァン・フランコ広場まで移動、そこで集会が行った。
動画:ナジーヤ・ズヴャヒナ/ウクルインフォルム
主催者の1人である退役軍人のドミトロー・コジャティンシキー氏は、ソーシャルメディアにて、「自分の国民に耳を傾けることは力の証であると私は確信しており、ゼレンシキー大統領が私たちの意見を聞いてくれることを期待している。なぜなら、社会における本格的なコミュニケーションがなければ、不満や失望が強まっていき、それはただでさえ極めて厳しい冬に向かう中で、私たちが抱えるべきものではないからだ」と呼びかけた。
コジャティンシキー氏は、ゼレンシキー大統領に対し、フェドロウ氏との対話を継続し、同氏に改革実施のための1年間を与え、その後は結果に応じて決定を下すよう呼びかけた。
また同氏は、安全状況が許せば、他の都市の活動家たちにもこのイニシアティブに参加し、町の中心部を行進するよう提案していた。
これに先立ち、7月14日、最高会議(国会)は、スヴィリデンコ首相の辞任を支持した。これに伴い、内閣が自動的に総辞職した。
7月16日以降、キーウをはじめとするウクライナの多くの都市で、フェドロウ氏の国防相解任に反対する人々が抗議集会が開催されている。
一方、ゼレンシキー大統領は、イェウヘン・フマーラ氏を国防相に推薦すると表明しており、フマーラ氏は、7月20日から国防相代行を務めている。
写真:イェウヘン・コテンコ、キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム