前線で91回の武力衝突発生、ロシア側による7696件の停戦違反を記録、ウクライナ側も応戦=宇参謀本部
ウクライナ軍参謀本部は12日、同日前線では91回の武力衝突が発生し、また11日16時の停戦体制の開始からは、ロシア側は、総じて停戦条件を遵守しているものの、停戦違反は合計で7696回確認されたと報告した。
ウクライナ軍参謀本部がフェイスブック・アカウントにて、12日22時時点の情報を公開した。
報告には、「本日開始時から合計91回の武力衝突が発生。敵は攻撃のために4767機の自爆型無人機を投入、自治体及び私たちの軍の陣地に対して砲撃を840回行った」と書かれている。
参謀本部は、各方面でのロシア軍の攻撃を報告した。
加えて、11日16時の停戦の開始時からは、ミサイル、空爆、自爆型無人機(「シャヘド/ゲルベラ」型)による攻撃は記録されていないものの、ロシア軍はウクライナ軍の陣地に対して砲撃を1355回行い、襲撃を115回実施し、自爆型無人機による攻撃を6226回実施(内訳:「イタルマス」「ランツェト」「モルニヤ」型が1677回、FPV無人機が4549回)。
その上で、停戦開始時から、ロシア軍による違反は合計で7696件記録されていると報告されている。
参謀本部は、総括として、「ロシアは総じて宣言した停戦体制を遵守しているが、しかし、特定の方面では、FPV無人機や『イタルマス』『ランツェト』『モルニヤ』型の自爆型無人機を用いた戦闘行為の遂行を継続している」と伝えている。
これに対して、ウクライナ防衛戦力は、定められた課題の遂行を継続し、停戦を遵守しつつも、「敵の行動に対しては応戦して攻撃している」と報告されている。
これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は3月30日、ウクライナは尊厳や主権を譲ることのない形であれば、復活祭の停戦を含む、完全停戦やエネルギー停戦といった、いかなる形式の停戦にも応じる準備があると発言していた。
また、ロシアの首脳プーチン氏は9日、復活祭の期間の停戦を発表していた。
ゼレンシキー大統領は11日、ウクライナは停戦を遵守するとしつつ、完全に相手と同様に行動すると発言。同日、シルシキー宇軍総司令官は、ウクライナ防衛戦力に対して、復活祭の期間中、陸、海、空において停戦を遵守するという課題を課していた。
写真:参謀本部