スターリンク遮断後のロシア軍、襲撃班との通信手段を喪失=ウクライナ軍
ウクライナ軍は、登録のないスターリンク端末との通信が遮断されたことで、ロシア軍に部隊運用上の問題が生じていると伝えた。これまでは、無人機を介して、小規模襲撃班とリアルタイムで通信を維持していたが、その能力が失われたという。
ウクライナ軍統一部隊がフェイスブック・アカウントが伝えた。
報告には、「スターリンクなくして突破なし。敵は襲撃のコントロールを失いつつある」と書かれている。
また報告には、ロシア軍はウクライナ北部の国境沿いで圧力をかけ続けているが、突破口は開けておらず、成果も出せていないと指摘されている。
部隊はさらに、「クプヤンシク方面では、孤立した班が、攻勢のためではなく、生き残るために戦っている。ヴォウチャンシクと国境隣接地帯では、体系的なコントロールなしに侵入が試みられている」と伝えた。
トレフボウ同部隊コミュニケーション局長は、「スターリンクの遮断と悪天候が、敵、無人機の援護下にある小規模襲撃班の主要な戦術を事実上麻痺させた。代替手段はない」と指摘した。
これに先立ち、今年1月、ウクライナ情報総局関係者は、ロシア軍がウクライナの電子戦機器を回避し、攻撃の効率・精度を高める目的でスターリンクを搭載・運用する事例を増やしているとコメントしていた。
その後、2月1日、スペースXのイーロン・マスク氏は、スターリンクの不正利用を阻止するために講じた措置が効果を上げているようだと発言していた。
フェドロウ宇国防相は5日、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」をウクライナ領に入り込んでいるロシア軍も使用できていた問題への対処として行われている端末登録につき報告し、登録した端末は作動しており、(登録されていない)ロシア側の端末はすでに遮断されていると伝えていた。
6日、ベスクレストノウ宇国防相顧問は6日、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」の端末の利用制限が導入されたことで、ロシア軍の連携が困難になっており、すでに一部の前線地域では襲撃作戦に影響が生じていると発言していた。
写真:デジタル移行省