ポクロウシク情勢につきウクライナ情報機関トップ「最大限厳しい状況だがまだ防衛を維持」

ウクライナのブダーノウ国防省情報総局局長は、ロシア軍が激しい攻勢を続けるウクライナ東部ドネツィク州ポクロウシクでの戦闘と空挺作戦につきコメントした。

ブダーノウ情報総局局長が24局とのインタビュー時に発言した

ブダーノウ氏は、「ポクロウシクとその周辺は最大限厳しい状況だ。しかし、それでもまだ何とか持ちこたえている」と発言した。

また同氏は、主要な作戦の1つは、他の部隊のところまでの回廊を切り開くためのヘリコプターからの降下作戦だったと指摘した。その際同氏は、「作戦の指揮を執ったのは部隊の指揮官だ。私はその近くで、できる限りの支援を行った。兵士たちは英雄的だ」と指摘した。

同氏はさらに、ポクロウシク防衛にとっての同作戦の重要性を指摘し、「私たちは、ウクライナ軍の主要部隊が、できる限り平穏に、増援のために市に近付くことができるように、貴重な時間を稼ぐことができた」と説明した。

その他同氏は、ポクロウシクがロシアのプロパガンダにとって持つ意味を指摘した。同氏は、「そこ(ポクロウシク)は、彼らのプロパガンダの主要な要素だ。彼らが現在力点を置いている軍事領域の主要な要素だ。そして、今後も力点を置いていくだろう。それ(同市の制圧)が実現すれば、彼らにとってそれは大きな勝利となる」と強調した。