無人航空機がロシア領ノヴォロシースクの貯油施設を攻撃
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11月14日未明、ロシア連邦クラスノダール地方のノヴォロシースクにある貯油施設をウクライナ側のものと思われる無人航空機が攻撃した。
BBCロシア語版が報じた。
クラスノダール地方の作戦本部は、無人機による攻撃の結果、ノヴォロシースクの海洋港にある「シェスハリス」積替複合施設の貯油施設が損傷したと伝えたという。その後、同機関は、港への攻撃の結果、何らかの「民間船舶」が損傷したと伝えたものの、それがどの船舶なのかは明言せずに、その乗組員3名が負傷したと報告したという。同機関は、「彼らは病院へ搬送され、必要な全ての医療援助を受けている」と伝えているという。
緊急当局も「沿岸施設が損傷を受けた」「暫定情報では、誰も負傷していない」と伝えているという。
火災は鎮火されたという。
同機関はまた、ノヴォロシースクでは無人機の破片がアパートに当たり、いくつかの他のアパートでは窓ガラスが割れ、男性が1人負傷したと報告。また、無人機の破片により、さらに2軒の集合住宅が損傷し、そこでも窓が割れたという。
ロシア企業「ネフテアフトマチカ」は、ウェブサイト上で、「シェスハリス積替複合施設」はロシア連邦南部における石油および石油製品の積み替えのための最大の石油積載複合施設の1つだと記している。同施設は、石油と石油製品の受け入れ、貯蔵、輸出品としての荷積、およびクラスノダール地方の工場への石油供給に使用されているという。
ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)偽情報対策センターのコヴァレンコ所長は、テレグラム・チャンネルにて、攻撃のビデオを公開した上で、「これは着弾後のノヴォロシースクの貯油施設だ。ロシア人は、住宅やエネルギー施設を攻撃している」とコメントを書き込んだ。
写真:ユナイティド24