ウクライナ防衛戦力、ロシア領や被占領下ウクライナ領の製油所などを攻撃

ウクライナ防衛戦力は、ロシア領サラトフ州の製油所、被占領下にあるクリミア・フェオドシヤやドネツィク州に位置する複数の施設を攻撃した。

ウクライナ軍参謀本部がテレグラム・チャンネルで報告した

報告には、「ロシア侵略者の戦争経済的潜在力を低下させる一環で、11月11日未明、ウクライナ防衛戦力の部隊がロシア連邦サラトフ州にあるサラトフ製油所を攻撃した。この企業は、ガソリン、マズート、ディーゼル燃料、減圧軽油、工業用硫黄など、20種類以上の石油製品を生産している。ロシア占領軍の需要を満たすために使われている」と書かれている。

参謀本部は、一連の爆発が確認され、その後、目標地点の地区で大規模な火災が観測されたとし、着弾の被害は現在確認中だと伝えた。

さらに報告には、一時的被占領下クリミア・フェオドシヤ「海洋石油テルミナル」社へも攻撃が行われたとある。同社は、クリミア半島とウクライナ大陸側南部の被占領地への石油製品の海上輸送における主要な結節点だとし、施設の貯蔵タンクへの命中が記録されたところ、被害の程度が現在確認中だと書かれている。

加えて、ドネツィク州の一時的被占領下にあるドネツィクに位置するロシア軍の資材・兵器庫と、同州オチェレティネ地区にある人員集積地に対しても攻撃が加えられたと報告されている。自爆型の無人航空機が着弾し、成果が現在確認されているところだと書かれている。