ロシア軍、ウクライナ南部ヘルソンを砲撃 死者2人、負傷者24人

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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、24日朝同国南部ヘルソンに対して大規模な砲撃を行った。警察によれば、集合住宅23軒、民家58軒、自動車9台が損傷出ており、死者が2名出ている。

ヘルソン州警察広報室が発表した

警察は、「今朝、ロシア軍はヘルソン市シュメンシキー小地区に対して大規模な攻撃を行った。占領者は、人々が出勤し、公共交通機関が乗客を輸送している正にその時間帯に、多連装ロケットシステムで市内を砲撃した」と報告した。

砲弾は、主に住宅街に着弾したとし、多くの集合住宅で窓が割れ、壁や屋根が損傷、一部のアパートは完全に破壊され、火災も発生したという。

警察は、合計で集合住宅23軒、民家58軒、自動車9台、警察公用車1台、救急車2台、路線バス1台、トロリーバス1台が損傷したと伝えた。

暫定情報では、45歳と83歳の女性が死亡、また24人が負傷したという。負傷者は全て、爆発による損傷、頭部損傷、脳震盪、および破片による負傷を負っているとのこと。

負傷者の内、3名が児童(15歳、16歳、17歳)。医者によれば、これらの未成年者の命に別状はないという。