ロシア軍、ウクライナ東部のハルキウ州9の自治体を攻撃 電力インフラ損傷
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ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、過去24時間でウクライナ東部ハルキウ州の州都ハルキウを含む9つの自治体を攻撃した。負傷や急性ストレス障害などの被害を受けた住民が62人いることが報告されている。
14日、シニェフボウ・ハルキウ州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
シニェフボウ氏は、「過去24時間で、ハルキウ市とハルキウ州8の自治体が敵の攻撃を受けた。攻撃の結果62人が被害を受けた」と書き込んだ。
同氏はまた、ハルキウ市では、79歳と68歳の男性、75歳、73歳、44歳、69歳、74歳の女性が負傷し、病院の患者50人が急性ストレス障害を受けたと伝えた。またクプヤンシク市では、78歳、58歳、71歳の女性と57歳、72歳の男性が被害を受けたという。
ハルキウ市内のロシア軍無人機攻撃の被害の様子 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
ロシア軍は、ハルキウ市内のキーウシキー地区を無人機で、サルチウシキー地区を滑空爆弾で攻撃したという。
ロシア軍の滑空爆弾の攻撃を受けたハルキウ 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
加えて同氏は、ハルキウ市は敵の攻撃を受けた後、全ての消費者への送電が再開していると伝えた。
動画:国家非常事態庁ハルキウ州総局
今回の攻撃で、民間インフラ施設が損傷・破壊を負ったとある。具体的には、ハルキウ市では、寮、企業、教育施設、病院、経済施設、非居住型建物2軒、電力ネットワーク、自動車24台が損傷。クプヤンシク地区では自動車、民家、民間建物2軒、経済施設2軒が損傷。
その他、コザチャ・ロパニで民家が損傷したという。