ウクライナ、露軍大規模攻撃後の電力復旧作業続く
ウクライナのフリンチューク・エネルギー相は10日、前夜のロシア軍の大規模なミサイル・無人機複合攻撃で生じた停電の復旧状況について、キーウでは27万世帯への送電が再開されたと伝えた。
フリンチューク・エネルギー相がフェイスブック・アカウントで報告した。
フリンチューク氏は、10日正午の時点で、南部ドニプロペトロウシク州パウロフラードでの復旧作業が終了した他、東部ハルキウ、中部ポルタヴァ、北部スーミにて、緊急停電が解除され、現在は通常の計画停電が適用されていると伝えた。また同氏は、キーウ市内では、27万世帯への送電が再開されたと報告した。
同氏はさらに、10日未明にロシア軍の大規模攻撃を受けた発電施設を訪れたと述べた。その際同氏は、電力業者は安全になってからすぐ被害評価を始め、修理作業に取り掛かったとし、彼らは送電復旧ができるだけ早期に行えるように最大限の努力を尽くしていると伝えた。
その他同氏は、「ちょうど3年前の今日、10月10日に私たちのエネルギーシステムは、最初の大規模攻撃を経験した。今日もロシアは、寒さと闇をテロの手段として使い続けている」と書き込んだ。
同氏はさらに、キーウ州、スーミ州、ハルキウ州、ポルタヴァ州、チェルニヒウ州で最も困難な状況が続いているとし、またドニプロペトロウシク州とザポリッジャ州も困難だと伝えた。