ロシア軍、ウクライナに対する夜間の無人機攻撃継続 南部や北部で着弾

ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、5日夜から6日朝にかけて、再びウクライナ各地を自爆型無人機で攻撃した。

北部チェルニヒウ州では、電力会社「チェルニヒウオブルエネルホ」がテレグラム・チャンネルにて、6日未明のロシア軍が同州のエネルギー施設を攻撃したことにより、州内で停電が発生していると伝えた

報告には、「未明、敵はイチニャ共同体を攻撃した。残念ながら、またしてもエネルギー施設への着弾がある」と書かれている。

電力事業者は、すでに復旧作業を開始しているものの、作業は安全を考慮に入れて行わねばならないと書かれている。

同社はまた、忍耐を要請した上で、関係者は迅速な電力供給再開に向けてあらゆる可能なことを行っていると伝えた。

南部オデーサ州では、キペル州軍行政府長官がテレグラム・チャンネルにて、ロシア軍が無人機にて同州の民間産業施設を攻撃したと報告した

キペル氏は、「敵は再び『シャヘド』にてオデーサ州の民間インフラを攻撃した」と書き込んだ。

その際同氏は、「活発な防空活動にもかかわらず、民間産業施設の敷地への着弾が確認されている。現場では火災が発生したが、国家非常事態庁の職員により迅速に鎮火された」と伝えた。犠牲者と破壊は出ていないとのこと。

ウクライナ空軍は、テレグラム・チャンネルにて、ロシア軍は5日夜から6日朝にかけて、116機の無人機で攻撃を仕掛けてきたと報告した

報告には、5日20時以降、ロシア軍は116機の自爆型無人機(シャヘド、ゲルベル)などで攻撃を仕掛けてきたとある。

これに対して、6日9時の時点で、83機が撃墜された、あるいは飛翔を停止したと報告されている。

同時に、7か所で30機の無人機の着弾が確認されたという。また報告時点で攻撃は継続しており、ウクライナ領内で複数の無人機が飛翔を続けていると書かれている。