ロシアはまだ黒海で攻勢作戦を実施する能力がある=ウクライナ海軍

ウクライナのプレテンチューク海軍報道官は23日、黒海の中・東部の航行やウクライナの海洋資産に対する脅威は依然として高いとし、なぜなら、ロシアは依然としてその海域で攻撃作戦を実施する能力があるからだと説明した。

プレテンチューク報道官がテレビ番組出演時に発言した。

プレテンチューク氏は、「ミサイル搭載艦は本日(海に)出たが、すでに帰港した。実際、それらが軍港にいるだけでも脅威なのだ。なぜなら、出港して(ミサイルを)発射するのは、数時間のことだからであり、私たちはこの脅威を常に存在するものとみなしている」と指摘した。

また同氏は、現在、ミサイル脅威への対処の主な責任は、空軍及び陸軍の防空部隊にあると指摘した。同時に同氏は、海軍は防空システムの一部であり続け、特に海上から標準装備の兵器で撃破できる目標に関する場合にはそうだとし、主に、海上から定期的に侵入し、現在の弾頭からして、深刻な危険をもたらしている無人航空機に対してだと指摘した。

同氏はさらに、現在、敵が海域を前進する目的で海に出ることは観察されていないと述べた。