8月の攻撃でウクライナで208人の民間人が死亡=国連
ロシアの続ける対ウクライナ全面侵略戦争において、8月ウクライナにて少なくとも208人の民間人が死亡、827人が負傷したことが確認されている。
国連のディカルロ事務次長(政務・平和構築担当)が国連安全保障理事会の会合で言及した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ディカルロ事務次長は、「人権高等弁務官事務所のデータによると、2025年8月だけでウクライナでは少なくとも208人の民間人が死亡し、827人が負傷した」と述べた。
また同氏は、無人航空機による犠牲者の数が最も多かったと伝えた。
その他同氏は、8月と9月は、エネルギーインフラ、とりわけガス供給施設への攻撃の増加も観察されているとし、「これは、冬が近づく中、ウクライナの重要インフラに対する新たな意図的攻撃の波への懸念を改めて覚えさせるものだ」と指摘した。
なお同氏は、ポーランドへのロシアの無人機攻撃に関する国連安全保障理事会の会議でこれらについて言及した。その際同氏は、全ての関係当事者に対し、「責任を持って行動し、すでに危険なほど高まっている緊張をさらに強める可能性のあるいかなる行動やレトリックも避けるよう」求める国連事務総長の呼びかけを繰り返した。